祖母の死と、新たな命の誕生
去る9月5日に、祖母が亡くなりました。
87歳でした。
そしてなんと、本当にびっくりなことに、
9月25日に私の妊娠が判明しました。
5wという診断でした。
8月の中旬くらいになって、両親から祖母の様子がいよいよ悪くなって来たことは知らされていました。
意識があるうちに、と8月最終週に祖母に会いに行くため、私の妊活はしばしお休みすることにしたのです。
診察も行かず、薬も飲まず。自分たちでタイミングだけはとるようにしてはいましたが、いままでおよそ2年くらい取り組んで出来なかったので、できないんだろうと思い込んでいました。
通夜や葬儀やと忙しくなり、東京に戻って2週間、そろそろ来てもおかしくない月のが来ない。待てども待てども、基礎体温がやたらと高く、だるく、眠い日々。
まさか、と思いながらも、市販の妊娠検査薬でははっきりと、陽性反応がでていて。
一生この線を見ることはないかもしれない。
その時自分はどうするか。
そんな心の準備ばかりしていて、自分たちに赤ちゃんができたんだってことが なかなか信じられなかった。
週が明けてすぐに不妊治療でお世話になっていた病院にいって診てもらい、5wと診断。
超音波の写真に写る小さな小さな白い影を見て、これが命なんだとやっと認識できた。
なんとなくいままでいた「自分ひとり」の世界から、「赤ちゃんがいる自分」に少しずつ自己認識が修正されてゆくような気がした。